「此秋は何んで年よる雲に鳥」と詠んだ後、芭蕉は病に臥せる。当初大坂本町の芝道の亭にいたが、そこでは門弟たちが看病するのに狭いと言うことで南久太郎町御堂前の花屋仁右衛門の貸座敷に移った。元禄7年(1694年)10月5日である。
滑稽や諧謔を主としていた俳諧を、蕉風と呼ばれる芸術性の極めて高い句風として確立し、後世では俳聖として世界的にも知られる、日本史上最高の俳諧師の一人
『俳句のくに・三重』 (三重県庁)出版: 三重県庁発行年: 2011年
芭蕉の森(俳句の森)
東海 三重県 伊賀市