建立情報
建立日: 平成2年
季語
行く秋
行秋や手をひろげたる栗のいが
解説
元禄7年秋、伊賀から大坂への旅立ちを心配そうに見送ってくれる人々への留別吟。「手をひろげる」は掌をひらく、という意。山里とはいえ伊賀の9月は「行く秋」にはまだ早い。芭蕉はあえて惜別の情をこめてこの言葉を使ったのであろう。
俳人情報

建立日: 平成2年
元禄7年秋、伊賀から大坂への旅立ちを心配そうに見送ってくれる人々への留別吟。「手をひろげる」は掌をひらく、という意。山里とはいえ伊賀の9月は「行く秋」にはまだ早い。芭蕉はあえて惜別の情をこめてこの言葉を使ったのであろう。