『奥の細道』中の佳作。元禄2年夏、山形市北部にある山寺立石寺で詠まれたことは有名。夏の作。季語は蝉。「奥の細道」の旅で山形の立石寺に詣でた時の吟。辺りはひっそりとして何の音も聞こえてこない。ふと耳をすますとどこからともなく蝉の聲が静かにじっときこえてくる。
滑稽や諧謔を主としていた俳諧を、蕉風と呼ばれる芸術性の極めて高い句風として確立し、後世では俳聖として世界的にも知られる、日本史上最高の俳諧師の一人
『俳句のくに・三重』 (三重県庁)出版: 三重県庁発行年: 2011年
芭蕉の森(展望広場)
東海 三重県 伊賀市