春なれや名もなき山の薄霜

建立情報

建立日: 昭和58年3月

季語

薄霞

春なれや名もなき山の薄霜

解説

甲子吟行の句の前詞に「奈良へ出る道ほど」とあり、伊賀上野から奈良街道を西へ笠置、加茂の辺りから奈良へ出るときの吟である。碑の左下には「芭蕉庵桃青」と刻んである。『野ざらし紀行』の本文そのままである。

俳人情報

松尾芭蕉

松尾芭蕉

滑稽や諧謔を主としていた俳諧を、蕉風と呼ばれる芸術性の極めて高い句風として確立し、後世では俳聖として世界的にも知られる、日本史上最高の俳諧師の一人

出典

俳句のくに・三重 (三重県庁)
出版: 三重県庁
発行年: 2011

所在地

旧奈良街道脇

東海 三重県 伊賀市 伊賀市長田