建立情報
建立日: 平成6年2月6日
季語
椿
うぐひすの笠おとしたる椿哉
解説
椿の花の落ちこぼれたのを見て、古歌の梅を鶯の花笠と言い習わしていることを思い出で、それを契機に発想した句。笠を被る、とか縫ふ、とかいうのではなく落したる、と案じかえたところに俳諧があったのである。『猿蓑』『泊船集』『笠の影』にでている。元禄3年春の作。
俳人情報

建立日: 平成6年2月6日
椿の花の落ちこぼれたのを見て、古歌の梅を鶯の花笠と言い習わしていることを思い出で、それを契機に発想した句。笠を被る、とか縫ふ、とかいうのではなく落したる、と案じかえたところに俳諧があったのである。『猿蓑』『泊船集』『笠の影』にでている。元禄3年春の作。