草臥(くたびれ)て宿かる比や藤の花

建立情報

建立日: 昭和56年6月

季語

藤の花

草臥(くたびれ)て宿かる比や藤の花

解説

旅館ふじの主人であった岡本重光氏が、翁の地元にちゃんとした句碑がないことを恥じて、俳人加藤楸邨氏の揮亳を乞い建碑した。書は俳人加藤楸邨。通称藤花塚。元禄元年『笈の小文』(おいのこぶみ)の旅において丹波市あたりで詠んだ句。貞亨5年春の作。

俳人情報

松尾芭蕉

松尾芭蕉

滑稽や諧謔を主としていた俳諧を、蕉風と呼ばれる芸術性の極めて高い句風として確立し、後世では俳聖として世界的にも知られる、日本史上最高の俳諧師の一人

出典

俳句のくに・三重 (三重県庁)
出版: 三重県庁
発行年: 2011

所在地

旅館「ふじ」庭内

東海 三重県 伊賀市 伊賀市上野西大手町3684