切通し多羅尾寒風押し通る

建立情報

建立日: 昭和53年4月

季語

寒風

切通し多羅尾寒風押し通る

解説

昭和47年2月御斎峠越えの高旗林道が開通する直前に滋賀県側からここを訪れ詠んだと言われている。除幕式には誓子夫妻を迎えて俳句仲間が集まった。

俳人情報

山口誓子

山口誓子

昭和初期に水原秋桜子、高野素十、阿波野青畝とともに「ホトトギスの四S」とされたが、のちに同誌を離反した秋桜子に従い「ホトトギス」を離脱。従来の俳句にはなかった都会的な素材、知的・即物的な句風、映画理論に基づく連作俳句の試みなどにより、秋桜子とともに新興俳句運動の指導的存在となる。

出典

俳句のくに・三重 (三重県庁)
出版: 三重県庁
発行年: 2011

所在地

御斎峠

東海 三重県 伊賀市 伊賀市西山