卒度往て若菜適まばや鶴の傍

季語

若菜摘まばや

卒度往て若菜適まばや鶴の傍

解説

元禄9年1月7日の夜、土芳の師弟たる広岡雪芝が祖母の88才の祝宴を開いたときのおめでたい句とされている。土芳らは正月7日の夜には若菜の会と称して年酒を汲んでいたのである。(芭蕉翁郷土句集より)

俳人情報

服部土芳

江戸時代前期の俳人。松尾芭蕉と同郷の後輩で、蕉門十哲の1人に加えられることもある。芭蕉晩年の俳論を整理した『三冊子』などの著書を残した。

出典

俳句のくに・三重 (三重県庁)
出版: 三重県庁
発行年: 2011

所在地

蓑虫庵

東海 三重県 伊賀市 伊賀市上野西日南町1820