よくみればなずな花さく垣ねかな

建立情報

建立日: 昭和14年

季語

なずな

よくみればなずな花さく垣ねかな

解説

貞亨3年の『花声集』・『頭陀袋』、貞亨4年の『続虚栗』・『芭蕉句集』にそれぞれ載っている。季語はなづなの花。自然の恵みはかくも小さな花草までいきわたって何とも微妙な美しさである、と詠っている。

俳人情報

松尾芭蕉

松尾芭蕉

滑稽や諧謔を主としていた俳諧を、蕉風と呼ばれる芸術性の極めて高い句風として確立し、後世では俳聖として世界的にも知られる、日本史上最高の俳諧師の一人

出典

俳句のくに・三重 (三重県庁)
出版: 三重県庁
発行年: 2011

所在地

蓑虫庵

東海 三重県 伊賀市 伊賀市上野西日南町1820