建立日: 1968-04-01
貞亨5年春の作で季語はさくら。竹人著『蕉翁全伝』には、「貞亨五、菅社のほとり薬師寺の会に」という前詞がある。薬師寺月次句会の吟で、「いよいよ春もうららになって桜も咲き始めた。この日はまた都合良く例会も開かれ、よき日に巡り会えたことはこの上ない喜びである」とある。
滑稽や諧謔を主としていた俳諧を、蕉風と呼ばれる芸術性の極めて高い句風として確立し、後世では俳聖として世界的にも知られる、日本史上最高の俳諧師の一人
『俳句のくに・三重』 (三重県庁)出版: 三重県庁発行年: 2011年
菅原神社
東海 三重県 伊賀市