家はみな杖に白髪の墓参り

建立情報

建立日: 昭和29年5月3日

季語

墓参り

家はみな杖に白髪の墓参り

解説

元禄7年秋の作。季語は墓参りである。久しぶりに故郷の盆会に帰り、家族のものたちとそろって墓参りに行った。みると兄妹たちもそろって白髪となり、杖にすがる者もいて、つくづく自分の老いの訪れを知る頃になった、というもの。

俳人情報

松尾芭蕉

松尾芭蕉

滑稽や諧謔を主としていた俳諧を、蕉風と呼ばれる芸術性の極めて高い句風として確立し、後世では俳聖として世界的にも知られる、日本史上最高の俳諧師の一人

出典

俳句のくに・三重 (三重県庁)
出版: 三重県庁
発行年: 2011

所在地

伊賀市上野農人町359

東海 三重県 伊賀市