古里や臍の緒に泣くとしのくれ

建立情報

建立日: 昭和38年10月12日

季語

年の暮

古里や臍の緒に泣くとしのくれ

解説

貞亨4年12月に芭蕉が郷里に帰ったときの吟で、『千鳥掛』中の、前詞に「歳暮」とある一節からの一文である。『曠野』には「ふるさとや臍の緒に泣年の暮」とあり、『こがらし集』『笈の小文』(おいのこぶみ)『祖翁消息写』などにも収録されている。

俳人情報

松尾芭蕉

松尾芭蕉

滑稽や諧謔を主としていた俳諧を、蕉風と呼ばれる芸術性の極めて高い句風として確立し、後世では俳聖として世界的にも知られる、日本史上最高の俳諧師の一人

出典

俳句のくに・三重 (三重県庁)
出版: 三重県庁
発行年: 2011

所在地

生家前

東海 三重県 伊賀市 伊賀市上野赤坂町304