建立情報
建立日: 昭和41年8月
建立者: 絲遊俳句会
季語
冬の海
舟漕いで海の寒さの中を行く
解説
誓子は四日市の天ヶ須賀に住んだ後、白子にも住んだ。その時舟漕ぐ漁師の寒さを想像して詠んだ句である。門下の俳句結社絲遊俳句会が建設。
俳人情報
山口誓子
昭和初期に水原秋桜子、高野素十、阿波野青畝とともに「ホトトギスの四S」とされたが、のちに同誌を離反した秋桜子に従い「ホトトギス」を離脱。従来の俳句にはなかった都会的な素材、知的・即物的な句風、映画理論に基づく連作俳句の試みなどにより、秋桜子とともに新興俳句運動の指導的存在となる。