春潮に飛島はみな子持島

建立情報

建立日: 昭和44年3月

春潮に飛島はみな子持島

解説

『誓子句碑アルバム』には次のような説明がある。「鳥羽の商船学校の奥にあったあの浦は、昔から伊気の浦と云っていたが、その浦の口に飛島といふ島が飛び飛びにならんでいる。大と小、大と小、大と小親子の島である。池の浦荘から飛島はあますことなく見えた。

俳人情報

山口誓子

山口誓子

昭和初期に水原秋桜子、高野素十、阿波野青畝とともに「ホトトギスの四S」とされたが、のちに同誌を離反した秋桜子に従い「ホトトギス」を離脱。従来の俳句にはなかった都会的な素材、知的・即物的な句風、映画理論に基づく連作俳句の試みなどにより、秋桜子とともに新興俳句運動の指導的存在となる。

出典

俳句のくに・三重 (三重県庁)
出版: 三重県庁
発行年: 2011

所在地

池の浦池の浦荘庭

東海 三重県 伊勢市 伊勢市二見町松下1693