建立情報
建立日: 昭和62年11月
大初日二見の巌を抱擁す
解説
年が改まって清く明るい元日の朝日がさんさんと射している。あたかも二見のシンボルである夫婦岩はもとより二見全体を押し包み、祝福しているようであることよ、という意であり、自筆で刻まれている。青畝の句碑は全国に52基あり県下には名張市とここの2基がある。
俳人情報
阿波野青畝
奈良県出身の日本の俳人。原田浜人、高浜虚子に師事。昭和初期に山口誓子、高野素十、水原秋桜子ととも「ホトトギスの四S」と称された。「かつらぎ」主宰。井の生活を材に、鷹揚な表現で自在な句境を構築した。古典を素地にした叙情性も特徴。