この句碑は一般に涅槃塚と呼ばれている。風化して読みづらいが、『増補伊勢山田句碑集覧』(岩出甫石稿)によった。この句は貞亨5年2月、芭蕉が伊勢参宮した折りの作品で、『笈の小文』(おいのこぶみ)にあり、「おなじ春ならん何かし寺に詣でて」と前書がある。
滑稽や諧謔を主としていた俳諧を、蕉風と呼ばれる芸術性の極めて高い句風として確立し、後世では俳聖として世界的にも知られる、日本史上最高の俳諧師の一人
『俳句のくに・三重』 (三重県庁)出版: 三重県庁発行年: 2011年
朝熊山金剛証寺奥の院への道
東海 三重県 伊勢市