雪嶺の大三角を鎌と呼ぶ

建立情報

建立日: 昭和36年8月
建立者: 菰野町明福寺住職加藤守、梅村進らの発起と御在所ロープウエイ(株)の協力

雪嶺の大三角を鎌と呼ぶ

解説

誓子の『句碑をたづねて』には以下の紹介の一文がある。ロープウエイの山上駅から見ると、谿をへだてて鎌ヶ岳が見える。雪が積もっているからてっぺんから山裾まで真白だ。そして美しい三角形をなしている雪嶺のこの大三角形を土地の人は『鎌』と略称して親しんでいる。

俳人情報

山口誓子

山口誓子

昭和初期に水原秋桜子、高野素十、阿波野青畝とともに「ホトトギスの四S」とされたが、のちに同誌を離反した秋桜子に従い「ホトトギス」を離脱。従来の俳句にはなかった都会的な素材、知的・即物的な句風、映画理論に基づく連作俳句の試みなどにより、秋桜子とともに新興俳句運動の指導的存在となる。

出典

俳句のくに・三重 (三重県庁)
出版: 三重県庁
発行年: 2011

所在地

湯の山温泉御在所岳山頂

東海 三重県 三重郡菰野町 三重郡菰野町菰野