建立情報
建立日: 昭和25年10月
露けさよ祷りの指を唇に触れ
解説
『誓子句碑アルバム』には下記のように説明がある;外に出て露けき中でお祈りをした。合掌し、その手を唇に近づけたので指の先が唇に触れた。私はその指先を感じながら祈りを続けた。句碑には山口誓子の筆跡で、「露けさよ祷りの指を唇に触れ 誓子」と刻まれています。
俳人情報
山口誓子
昭和初期に水原秋桜子、高野素十、阿波野青畝とともに「ホトトギスの四S」とされたが、のちに同誌を離反した秋桜子に従い「ホトトギス」を離脱。従来の俳句にはなかった都会的な素材、知的・即物的な句風、映画理論に基づく連作俳句の試みなどにより、秋桜子とともに新興俳句運動の指導的存在となる。