歩行ならば杖付き坂を落馬かな

建立情報

建立日: 宝暦6年8月
建立者: 村田鵤州

歩行ならば杖付き坂を落馬かな

解説

『芳野紀行』の旅で、芭蕉は名古屋、桑名、四日市、鈴鹿を過ぎ日永の里で馬を雇い杖衝坂にさしかかった。その時不覚にも「荷鞍うちかへて馬より落ちぬ」とあり、苦笑して即吟一句を成した。

俳人情報

松尾芭蕉

松尾芭蕉

滑稽や諧謔を主としていた俳諧を、蕉風と呼ばれる芸術性の極めて高い句風として確立し、後世では俳聖として世界的にも知られる、日本史上最高の俳諧師の一人

出典

俳句のくに・三重 (三重県庁)
出版: 三重県庁
発行年: 2011

所在地

杖突坂

東海 三重県 四日市市 四日市市采女町