永き日を囀り足らぬ雲雀かな 雲に入って雛を慕ふや揚げ雲雀

建立情報

建立日: 宝暦8年3月
建立者: 一巴

永き日を囀り足らぬ雲雀かな 雲に入って雛を慕ふや揚げ雲雀

解説

芭蕉がこの地を訪れた確かな記録はないがこの句は貞亨4年門人孤屋が芭蕉庵を訪れたときの句作(続虚栗)中の一節である。また笈日記にも『雲雀ふたつ』と前書きしてこの句を載せている。

俳人情報

松尾芭蕉

松尾芭蕉

滑稽や諧謔を主としていた俳諧を、蕉風と呼ばれる芸術性の極めて高い句風として確立し、後世では俳聖として世界的にも知られる、日本史上最高の俳諧師の一人

出典

俳句のくに・三重 (三重県庁)
出版: 三重県庁
発行年: 2011

所在地

了清寺

東海 三重県 桑名郡木曽岬町 桑名郡木曽岬町外平喜211