芭蕉は長島遠浅の大智院、桑名の本統寺にしばしば滞在したが、その折りにこの地まで足をのばし詠んだ句であろうか。元禄7年の作で『泊船集』『炭俵』に出ていて「重三」と前書して 青柳の泥にしだたる塩干かな、とある。
滑稽や諧謔を主としていた俳諧を、蕉風と呼ばれる芸術性の極めて高い句風として確立し、後世では俳聖として世界的にも知られる、日本史上最高の俳諧師の一人
『俳句のくに・三重』 (三重県庁)出版: 三重県庁発行年: 2011年
源盛院墓地
東海 三重県 桑名郡木曽岬町