宮人よ我名を散らせ落葉川

建立情報

建立日: 昭和6年10月
建立者: 芭蕉が多度を訪れた元禄2年から満80年を経て明治6年10月12日の芭蕉忌を卜して恵方庵富無三という人が多度弥勒堂の側に造立

宮人よ我名を散らせ落葉川

解説

美濃の門人谷木因とともに多度神社に詣でた時の落書であり、『笈日記』にも出ている。句碑建碑記念集『落葉川』によると、芭蕉の多度来訪(元禄2年)から満80年を経た明治6年10月12日、恵方庵富無三が建立し、供養手向の句宴が盛大に行われた、とある。

俳人情報

松尾芭蕉

松尾芭蕉

滑稽や諧謔を主としていた俳諧を、蕉風と呼ばれる芸術性の極めて高い句風として確立し、後世では俳聖として世界的にも知られる、日本史上最高の俳諧師の一人

出典

俳句のくに・三重 (三重県庁)
出版: 三重県庁
発行年: 2011

所在地

多度神社

東海 三重県 桑名市 桑名市多度町多度1681