うき我をさびしがらせよ秋の寺

建立情報

建立日: 昭和45年夏

うき我をさびしがらせよ秋の寺

解説

奥羽、北陸の旅を終え、自分はいま。曾良ゆかりの大智院に身を寄せているが、この深い秋の寺の静けさの中にひたりきり、世を憂いて観ずる心を、さらに透徹したさびしさとして深めたい、と思うの意。『曾良随行日記』によると元禄2年9月6日からここに3泊した。

俳人情報

松尾芭蕉

松尾芭蕉

滑稽や諧謔を主としていた俳諧を、蕉風と呼ばれる芸術性の極めて高い句風として確立し、後世では俳聖として世界的にも知られる、日本史上最高の俳諧師の一人

出典

俳句のくに・三重 (三重県庁)
出版: 三重県庁
発行年: 2011

所在地

遠浅大智院

東海 三重県 桑名市 桑名市長島町西外面1219