建立情報
建立日: 昭和44年8月
知盛の谷水とし植田とす
解説
久昌寺の本尊阿弥陀如来は承久3年に造られたがその750年の記念事業として建碑された。誓子の著書『四季吟行』の「伊勢行」にこの句碑のいきさつが詳しく記されている。「…私も平家の末裔である。蛙よ、私をあやしまずに鳴き続けよ、というのだ。」
俳人情報
山口誓子
昭和初期に水原秋桜子、高野素十、阿波野青畝とともに「ホトトギスの四S」とされたが、のちに同誌を離反した秋桜子に従い「ホトトギス」を離脱。従来の俳句にはなかった都会的な素材、知的・即物的な句風、映画理論に基づく連作俳句の試みなどにより、秋桜子とともに新興俳句運動の指導的存在となる。