佛恩に浸る銀杏の大緑蔭

建立情報

建立日: 昭和51年4月

佛恩に浸る銀杏の大緑蔭

解説

桑名俳句会としてスタートした天狼伊勢北支部の八風俳句会結成100回目の句会記念として誓子師の句碑が建てられた。誓子が高田本山を訪れて詠んだ10句の中から選ばれたものと云われていて、同寺の縁に入ったときに本堂横の大銀杏を見た情景をよく表した作品といえる。

俳人情報

山口誓子

山口誓子

昭和初期に水原秋桜子、高野素十、阿波野青畝とともに「ホトトギスの四S」とされたが、のちに同誌を離反した秋桜子に従い「ホトトギス」を離脱。従来の俳句にはなかった都会的な素材、知的・即物的な句風、映画理論に基づく連作俳句の試みなどにより、秋桜子とともに新興俳句運動の指導的存在となる。

出典

俳句のくに・三重 (三重県庁)
出版: 三重県庁
発行年: 2011

所在地

高田本山専修寺

東海 三重県 津市 津市一身田町2819