初しぐれ猿も小みのをほしげ也

建立情報

建立日: 天明8年
建立者: 遅月宗雨

初しぐれ猿も小みのをほしげ也

解説

入口には猿蓑塚という標石が建っている。建立者の遅月宗雨はこの村の俳人。句は元禄2年9月下旬、伊勢から伊賀に向かう山中で詠んだもの。『卯辰集』『猿蓑』に収載。初時雨で濡れた猿と自身の侘びしい姿を重ね合わせている。

俳人情報

松尾芭蕉

松尾芭蕉

滑稽や諧謔を主としていた俳諧を、蕉風と呼ばれる芸術性の極めて高い句風として確立し、後世では俳聖として世界的にも知られる、日本史上最高の俳諧師の一人

出典

俳句のくに・三重 (三重県庁)
出版: 三重県庁
発行年: 2011

所在地

山中長野峠小公園

東海 三重県 伊賀市 伊賀市上阿波