草いろいろおのおの花の手柄かな

建立情報

建立日: 平成2年3月

草いろいろおのおの花の手柄かな

解説

草にもいろいろな種類があって、各々花を咲かせ妍を競っている。この花はそれぞれの花の手柄ともみられるであろう、という意。留別にあたって送別の会を開いてくれた人々に対し挨拶の心をもって詠んだもの。貞亨5年の作。『笈日記』『泊船集』などに収録。

俳人情報

松尾芭蕉

松尾芭蕉

滑稽や諧謔を主としていた俳諧を、蕉風と呼ばれる芸術性の極めて高い句風として確立し、後世では俳聖として世界的にも知られる、日本史上最高の俳諧師の一人

出典

俳句のくに・三重 (三重県庁)
出版: 三重県庁
発行年: 2011

所在地

伊賀支所前

東海 三重県 伊賀市 伊賀市下柘植728