君火をたけよきもの見せむゆきまろげ

建立情報

建立日: 平成7年

君火をたけよきもの見せむゆきまろげ

解説

自分は君へのもてなしによい物を見せよう。君は炉のどんどん火を焚いてくれ。私は庭先の雪で雪丸げ(雪ころがし)をこしらえて見せよう、の意。雪の中を訪れて喜び弾んだ気持ちが自ずと対詠体になって流れ出た発想の仕方である。『笈日記』『続虚栗』などにでている。

俳人情報

松尾芭蕉

松尾芭蕉

滑稽や諧謔を主としていた俳諧を、蕉風と呼ばれる芸術性の極めて高い句風として確立し、後世では俳聖として世界的にも知られる、日本史上最高の俳諧師の一人

出典

俳句のくに・三重 (三重県庁)
出版: 三重県庁
発行年: 2011

所在地

くれは水辺公園

東海 三重県 伊賀市 伊賀市服部町1丁目79