建立情報
建立日: 昭和49年
建立者: 龍雲寺先代住職 長屋佳山
かりがねの余りに高くかへるなり
解説
昭和25年作 「あまりに高く」の措辞に当時漂泊の身であった作者の胸中を察することができ普羅晩年の代表作の一つに数えられる。前年、普羅は長年居住した富山を退去。門人であり心の師であった長屋佳山の龍雲寺に身を寄せ、門前に普羅庵建設の計画を立てるが、諸般の事情で実現せず、昭和25年春に東京へ転じ、同29年没する。鼎の地をこよなく愛した普羅の没後20年、ますます追慕の念深き佳山禅師が境内に建立した句碑である。